当時私は自己嫌悪に陥 - 艦これ@ふたば保管庫
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当時私は自己嫌悪に陥っていた 未遂ではあるがあの日扶桑を沈ませたからだ 艦隊の皆が望むのなら自刃する覚悟はあったが 山城は私を庇い何も言わず側にいてくれた そんな山城に扶桑の姿を重ね 私は山城に温もりを求めてしまった 山城も山城である あの時頬を叩いて一喝してくれるかと思いきや山城も姉を失う恐怖から逃れるため私を求めていた 互いの穴を埋め合わせるため吸いあい 交ざりあい 溶けあったのだ 扶桑が目を覚ました時は歓喜に震え生きているという実感を再確認しあった 勿論二人とも私にとって大切な人だが今の私には二人を平等に愛せる覚悟がない 山城の罪悪感から逃げるように私は扶桑を呼び求めてしまった 扶桑は何も言わず私を受け止めてくれる ゆっくりと私のを包み込み 体をいつもよりも艶かしく動かす彼女はより扇情的で私もそれに答える 彼女は窓から溢れる月明かりを背景に体を仰け反らせ果てた 私の思いを残さず全て受け入れた後倒れこみ体をひくつかせながら彼女は呟く「あの時よりすごい...不幸だわ...」言葉の意味が分からず疲労と眠気に襲われた私は彼女と繋がったまま眠りについた