国の就学支援金を不正 - ニュース表@ふたば保管庫

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ウィッツ青山学園高校の現役学生、ずさんな授業の実態語る

国の就学支援金を不正に受給した疑いに加え、お釣りの計算を「数学の授業」と見なしていたことなどが明らかになった、ウィッツ青山学園高校。現役の学生が、FNNの取材に応じ、ずさんな授業の実態を語った。

ウィッツ青山学園高校通信制現役生徒は「授業みたいなことをやらずに、月に1回、温泉に行ったりとか。友達も、彼女も連れてきていいよって言われている友達も何人かいたので」と話した。

現役生徒が語る、ずさんな授業の実態。三重・伊賀市にあるウィッツ青山学園高校では、通信制課程で、驚きの手抜きカリキュラムが行われていた。手裏剣投げ」の体験が、そのまま「体育」の履修になっていたという。

忍者ショーを鑑賞し、手裏剣投げを体験。忍者の里・伊賀市の忍者博物館では、忍者体験をしたことが「体育」の授業に。大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンを訪れた際には、お土産を買ったお釣りの計算が、「数学」の授業になっていた。さらには、バスの中での邦画や洋画の鑑賞で、「英語」や「国語」を履修したことになっていた。

東京・港区で聞くと、高校2年生は、「(こういう高校があるんですが?)うそやろ! 最悪じゃない?」、「将来的にはちょっと」と話した。

文部科学省も、学習指導要領から大きく逸脱した、不適切な授業内容と問題視。文科省の義家副大臣は「あきれて、ものが言えません。これが高校だというふうに認識していたのだったら、それは、同じように頑張っている広域通信制全体への冒とくでもあろうというふうに思うんですね」と述べた。

あきれるばかりの手抜きカリキュラムが、なぜ、まかり通っていたのか。背景には、ウィッツ青山学園高校の金銭をめぐる問題がちらついている。

東京地検特捜部は、2015年12月、この学校の通信制が、国の就学支援金を不正に受給した詐欺の疑いで家宅捜索し、捜査を進めている。

学校側は、就学支援金の受給が目的で、必要な授業は行っていなかったのではないか。そう考えられる実態を、現役生徒が語った。

ウィッツ青山学園高校通信制現役生徒は「1度もスクーリングに行かずに、1度も試験もリポートも出さずに、卒業した方がいらっしゃると、話を聞いたことがあります」と話した。

今回問題となっているのは、通信制の生徒が、年2回、伊賀市の本校で直接教員から受ける、スクーリングと呼ばれる授業。その実態について、現役生徒は「行かなくても単位もらえるというようなことは、学校側の人が言っていたこともありましたし。こんなので高卒の資格をもらえるんだったら、すごく気軽で、手軽でいいなと」と話した。

問題の不適切な授業内容について、学園の管理会社の福村康廣社長は「(教育内容について話が上がってくることは?)基本的には、ないですね。校長の裁量なんですよ。だから、会社の裁量じゃ全くなくて。学校自治ってありますよね。だから、そこには、会社は入れないということですよ」と話した。

一方、学校側は、学習が困難な生徒の学習意欲を引き出そうとしたのが始まり、などと説明している。

ウィッツを監督する伊賀市教育委員会の宮崎 寿教育総務課長は「修学実態のない、不適切な学生といいますか。そういう者が、実際に何人かは存在するのではないかということで、今、実態を解明しています」と述べた。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00317826.html

>通信制課程
通信制の学校なんて卒業と認めるな