黒澤映画の最高傑作に - 映画@ふたば保管庫

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黒澤映画の最高傑作に七人の侍や羅生門があげられるけど
「生きものの記録」なんじゃないかと思う
明らかに作品に対するメッセージ性の入れ込み様が他と違う削除された記事が3件あります.見る

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まあちょっと異様だよね
七人の侍の後でこれなんだから
ウケなかった理由もわかる

最高傑作ってのは最高に面白い映画に与えられる称号だと思うの

工場燃やしてからの怒涛の展開はすごい
個人的には工場燃やした三船が長男だかに言い寄られてるとき
娘が三船を擁護するところで少し泣いた
何も本気で考えたことなんかないくせに!

黒澤本人は
自作の中では「生きものの記録」が一番愛おしい
と言って居る。

この映画は前年に製作された「ゴジラ」への黒澤監督なりのアンサーなのかな?「イノさんがそうするならオレならこうやる」みたいな。ゴジラと中島老人に対する理解者が志村喬だったりするし

いや人それぞれだろ

賛否がくっきり分かれる作品だが
俺はこれを見て衝撃を受けた

大して面白くなかったろ
赤ひげが一番良い

ヒューマニズムというのは不変のものだけど
価値観や表現の仕方は時代とともに変わるものだから
ああ、そういう時代だったのか、みたいな俯瞰で見てしまう自分はひねくれ者

やっぱ用心棒じゃね〜

スレ画の当時の評判が気になる

思想的に偏っちゃうとどうしても人を選ぶからねぇ

一週間以内に日本映画専門チャンネルで放送されますな。
この機会に観てみよっと。

今の目で見るとなんでそんなことで大騒ぎしているのかと不思議に思えてしまう。

蜘蛛巣城かなあ
いつもの三船だと思ったら幽霊に怯えたり矢にガチビビりしたり

>今の目で見るとなんでそんなことで大騒ぎしているのかと不思議に思えてしまう
映画の世界で世間は誰も騒いでないよ
あの一家にしても「大黒柱の親父がおかしくなった」となって騒動になっただけ
人より生命力の旺盛な老人が人一倍核爆弾に危険を感じていただけで

その実、先の震災当時、福島から来たというだけで排斥していたというんだから本質は何も変わっていない
鈍感で身勝手

娯楽作品に徹していたという事ではやはり『椿三十郎』が一番。

>明らかに作品に対するメッセージ性の入れ込み様が他と違う

メッセージ性が高いから最高傑作というものでもないと思う。
異色作という方が合っているかも知れない。
この映画の制作はこの作品が絶筆となった黒澤の盟友でもある作曲家、早坂文雄の原水爆実験を危惧する言葉が発端だという。
病弱だった早阪の立場から見た世界ともいえよう。
黒澤的ヒューマニズムが破綻するセルフ・パロディーの側面もあるかも。

20349 B
75年のソ連での制作のこれおススメ
冷戦時代ソ連招聘のプロパガンダでもなく黒澤的大げささもなく淡々とロード―ムービーなんだけどアジア系先住民主人公がまた淡々とかっこいい

ラストの為だけでもみる価値はある

外れはないよね黒澤は

>その実、先の震災当時、福島から来たというだけで排斥していたというんだから本質は何も変わっていない
うちの介護施設とか積極的に受け入れしてたしそういう断言の仕方も鈍感で身勝手に思えちゃうかな…
さておき黒澤映画って悪いやつは悪いんだけど主人公や脇役とも地続きな感じで好き
凡作扱いされてるまあだだよも好き
悪とか出てこないしドラマも薄いけど雰囲気自体が何だろう…やっぱり地続きな感じで

>うちの介護施設とか積極的に受け入れしてたしそういう断言の仕方も鈍感で身勝手に思えちゃうかな…

なるほどそれは失礼
しかし映画の内容も全く理解できていない子に

>今の目で見るとなんでそんなことで大騒ぎ

なんてやられると
お前の事を(もちろんオレも)描いてんだよといってやりたくなる今日この頃
ちなみに黒澤は死んで閻魔大王の前に出た時「“『生きものの記録』を作りました”といえる」といったそう

デルスウザーラも最初は三船にオファーが有ったんだっけ?

デルスは最近見やすくなって本当によかったね
昔はマジで視聴難易度高かったから

蜘蛛巣城だと思う
始まりと終わりに流れる歌がすげえ印象に残る

205597 B
放射能を恐れるあまり狂気の行動をする人物。
だが狂っているのは世間のほうでは。この映画は「生きものの記録」とテーマが似ている。

夢でも放射能に汚染されてく日本のエピソードあったよね
核には色々思う所がある人だったようで。

7576 B
>蜘蛛巣城だと思う
妖怪婆さんが糸巻きながら歌う歌も不気味で印象深い

77290 B
ナンコウキク


乱の楓みたいなのが当時の女性だったんだろうなぁ

>矢にガチビビりしたり


こち亀のBGMであったわ・・

「夢」の放射能やエコロジズムな場面は
宮崎駿を想起してしまう。
ハウルも蜘蛛の巣城に影響受けた作品だし

↑イミフ

>核には色々思う所がある人だったようで
今から見れば滑稽ですらあるけれど、二次大戦後の米ソのエスカレートぶりは
世界中の指導者クラスですら数年以内に三次大戦来るわコレ!と信じてたような状況だったもの

思う所があるないと言うより、ちょっと見聞のアンテナ立てたらネタにせざるを得ない

あんま関係無いけど核戦争ネタならマチネーが好きだな

>世界中の指導者クラスですら数年以内に三次大戦来るわコレ!と信じてたような状況

『生きものの記録』は核のヒステリーが頂点となるキューバ危機以前に核の脅威すら日常の中に飲み込んで鈍化させてしまう人間というものを中島老人に対比させて描いているのがユニークなんだけどね

>↑イミフ
イミフって何が?

> 頂点となるキューバ危機以前に核の脅威すら日常の中に飲み込んで
> 鈍化させてしまう人間

キューバ危機の頃はまだ生まれていないけれど、80年代までは
ずっといつか核戦争が起きると皆、心の片隅で思っていたという
実感あるけどなぁ。その手の小説、映画は割と作られてたし

冷戦時代に育った身からすると、逆に今は北朝鮮の核開発に鈍感
すぎる感じてしまうくらいだ

>逆に今は北朝鮮の核開発に鈍感すぎる感じてしまうくらいだ

敵対的な周辺国で核開発が進み
頭のいい人が“あんじょう”しているんだろうという
原発の安全神話が崩れ去ってものほほんとしている
いざという時が来るまではそれが普通
テーマとしてはよほど今日的ということだろう

>イミフって何が?

『ハウル』が『蜘蛛の巣城』の影響受けたなんて聞いた事がない
『夢』のエコロジズムというのもわからん

>逆に今は北朝鮮の核開発に鈍感すぎる感じてしまうくらいだ
世界を二分してた米ソが狂奔してたから皆怖がってたのであって
フランスやパキスタンの核武装なんて当時でもバカじゃないの扱いで
フィクション上でも偶然やミスで全面核戦争のきっかけになってしまう程度のチョイ役
それらの国より圧倒的に貧乏な所が核核核と騒いだ所で踊る人間がそうそういる訳もなく…

スレッドを立てた人によって削除されました
野党の皆様が意図的に北朝鮮の脅威をぼかそうとしてるからな

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>野党の皆様が意図的に北朝鮮の脅威をぼかそうとしてるからな
80年代になってもソ連の脅威を叫んでた連中よりは賢いのが吹く

またso-net大先生が自分の的外れな見解を自分で嘲笑してる

> 世界を二分してた米ソが狂奔してたから皆怖がってたのであって
> フランスやパキスタンの核武装なんて当時でもバカじゃないの扱いで

それは逆説的な面もあって、米ソが核戦争始めたら人類滅亡だから、
それ故にブレーキ・自重することも期待されたわけだよ

むしろ局地的な被害に限定されるケースの方が核兵器が使用されて
しまう危険性が高いという見方もある。特に北朝鮮なんて自国民
数百万人餓死しても気にしない国だし、日本や韓国は核兵器持って
ないわけだから、報復を心配する必要もない…

なんか政治板になってきとるん
しかし冷戦時代の緊張感って政治経済以外、映画含む文化面にも
ある面ではよい影響?があった気がする
オレら日本人はあっちにエキゾチズムを観てたもんね
今やよくも悪くもそれがかろうじて垣間見えるのは北朝鮮だけだし
ハリウッドの体たらくを見れば分かるが
旧ソ連圏はまだしも、共産チャイナを西側経済圏に加えたのが
経済も映画文化もダメになった原因

退屈

>退屈
ここで知ってこの前借りて来たけど、退屈ではなかったな

いや、核兵器の復習話が退屈