野田佳彦首相は2011年 - 発電@ふたば保管庫

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震災5年(下―1)「収束」の虚実

野田佳彦首相は2011年12月16日、東京
電力福島第1原発事故に関し「原子炉は
冷温停止状態に達し、事故そのものが
収束に至った」と表明。事故収束への
工程表「ステップ2」完了を宣言した。
 政府と東電の計画は、原子炉の「冷温停止状態」を11年内に目指すとした。炉内の温度が100度以下。
放射性物質の新たな外部放出の大幅抑制。「収束」は、数々の判断条件をクリアしてはいた。
野田は言う。「冷温停止状態に至った事実に基づいた一つの大きな節目。日本は少しずつ問題解決を
しているという国際社会へのメッセージの意味合いもあった」。釈明の後、悔いにも聞こえる思いを
吐露した。「『収束』という言葉を『全て解決』と受け取ってしまう人が出た。言葉足らずだった」