軍@ふたば保管庫 [戻る]
こうしたなかにあって、いよいよ次世代の「第6世代戦闘機」のコンセプトも相次ぎ公表されるようになってきました。去る12月12日(土)にもノースロップ・グラマン社(米)は、2035年頃の初期作戦能力獲得を見込んだ、F-22やF-15、F/A-18E/Fの後継機となる第6世代戦闘機の構想図を発表しました。 そもそも戦闘機の「世代」とは、なんなのでしょうか。実は20世紀以前の航空雑誌などにおいては、「第〇世代」という用語はまず見かけることはありませんでした。これはロッキード・マーティン社が自社の新製品であるF-22やF-35を「第5世代」と呼称し、他社の競合機を「第4世代」とすることで差別化を図る“商戦略”として登場した言葉なのです。 ですから競合他社、例えばボーイング社はF/A-18E/F「スーパーホーネット」を「第4世代」と呼ばれることに不快感を露わにしています。とはいえ、直感的に理解しやすい区分けだったこともあり、戦闘機の「世代」なる用語はロッキード・マーティン社の思惑通り、世界的に定着してしまいました。http://trafficnews.jp/post/47236/ |