どうぶつ@ふたば保管庫 [戻る]
鳥類の9割は、つがいになった雄と雌でひなを育てる。これに対してウグイスは、抱卵からひなの巣立ちまでの世話は全て雌が行う。雄は縄張りの中で複数の雌とつがい関係になり、繁殖に励むという。 ウグイスの巣はヘビや獣などの捕食者に襲われやすく、ひなが成長して巣立つのは1〜3割。繁殖期の雄の行動は、より多く子供を残すためとされる。 浜尾研究員によると、小笠原は人が移り住み始めた1800年代までネズミなどの捕食者の存在はほとんどなかった。加えて母島はウグイスの生息密度が高く、餌が不足する状況にある。このことから、雄は子孫を残すために限りある餌をひなに与える行動を取るとみている。 浜尾研究員は「繁殖生態は周囲の環境に応じて進化してきたと考えられる」としている。(海老原由紀) |
これは面白いね。 |