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イスラム教徒の米大統領には「断固反対」、共和党候補カーソン氏

イスラム教徒の米大統領には「断固反対」、共和党候補カーソン氏
2015年09月21日 13:34 発信地:ワシントンD.C./米国

【9月21日 AFP】2016年米大統領選の共和党指名候補争いで有力候補の1人と目されている元神経外科医のベン・カーソン
(Ben Carson)氏が20日、イスラム教徒は米大統領になるべきではないと発言し、物議を醸している。

 カーソン氏は米NBCテレビの番組「ミート・ザ・プレス(Meet the Press)」のインタビューで、米大統領となるのに
信仰は問題となるかと質問され、「その信仰が何かにもよる。米国の価値観や原則と矛盾する信仰なら当然、問題視されるべきだ。
だが、米国の領域に収まり、憲法と一致した信仰なら、問題はない」と答えた。

 さらに、イスラム教は合衆国憲法と一致するかと問われると、カーソン氏は「そうは思わない」と答え、「イスラム教徒に
この国を任せることには反対だ。断固、賛成しかねる」と述べた。

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 この発言を受け、米イスラム関係評議会(Council on Islamic-American Relations、CAIR)はカーソン氏について、
米大統領には不適格な人物だと批判した。  米大統領選における信仰問題は、共和党予備選で支持率トップを走る不動産王ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が 先日の選挙集会で、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領はイスラム教徒だと参加者の1人が主張した際に放置したことが きっかけで急浮上した。  自身を敬虔(けいけん)なキリスト教徒だと公言しているカーソン氏は、オバマ大統領については米国生まれのキリスト教徒 だと信じていると述べている。カーソン氏はここしばらく支持率でトランプ氏に次ぐ2位を維持していたが、20日発表の 最新世論調査では順位を3位に下げている。(c)AFP http://www.afpbb.com/articles/-/3060908