ただその後もベンチ入りの機会こそあるものの、 これまで(9月11日現在)デビューの時は訪れていない。「焦らず毎日、やるべきことをしっかりやる。勝手なプレーに走らないでチームを勝たせるプレーに徹する」。そう語る彼の目は輝きを失っていない。 昨年6月のW杯、日本代表の戦いぶりについて質問すると、言葉を選びつつも「外から見ていて、気持ちが伝わってくるものが少なかったとは思う。こっちでは少しくらいミスしようが、相手とぶつかって倒れようが、日本みたいに『ゴメン』なんて言っている暇もない。そして、チームはファミリー。味方が乱暴なプレーをされたら、全員で相手選手、審判に詰め寄る。次の接触プレーでやり返さなかったら仲間と認めてもらえない。日本は技術、パスワークを土壇場の状況でも出せるようにしないと」と続けた。 |