かつて「田中角栄の - ニュース表@ふたば保管庫

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名もなき庶民が日本の主役だった「田中角栄の時代」があった

 かつて「田中角栄の時代」があった。それは名もなき庶民がこの国の主役だった時代である。

〈政治は、地表を吹きすぎていく風のようなもので、国民にとって邪魔になる小石を丹念に拾って捨てる、それだけの仕事である。理想よりも現実を見つめ、国民がメシを食えるようにすることが大事だ〉──角栄語録の一節には政治の原点がそう語られている。

 政治家の役割は、安倍晋三首相のように「オレが最高責任者だ」と国家・社会を自分の思想に染めようとすることではない。あくまで“政治家は脇役、主役は庶民”という徹底した民主主義の思想がそこにはある。

 1972年、「今太閤」「庶民宰相」と呼ばれ、国民の熱狂的な歓迎の中で首相に就任した角栄だったが、人気とは裏腹に、当時の日本社会は高度成長のピークを過ぎ、大都市と地方の格差の増大、公害の深刻化といった社会のひずみが表面化して、国民の閉塞感と政治への失望が広がっていた。それは現在の日本が置かれた状況と重なる。

 あの時代、角栄の目はまっすぐ国民生活の再生に向けられた。

 彼の政治手法がそれ以前やその後の門閥政治家、官僚出身政治家と違ったのは、自分たちの役割は国民のためにならない法律、時代に合わない法律をつくりかえて国民生活を豊かにすることにあるという強い信念があったことだろう。

「政治は数、数は力」と自民党内で勢力をのばしながらも、数に驕る手法ではなく、むしろ多様な意見に耳を傾け、自分と意見が違っても有為な人材であればどんどん登用した。苦労人ならではの人間的な幅広さと奥行きがあった。

 だからこそ、多くの政治家が集まり、官僚たちも角栄のブレーンとなって政策の行き詰まりを突破しようとした。その1人だった下河辺淳・元国土事務次官は角栄登場の意味をこう語っている。

「日本社会のひずみはもはや西洋から輸入された東大法学部の学問、政治、法律では解決できなかった。田中角栄は1人の日本人、新潟県人として発想し、必要なら六法全書さえ否定する行動力があった」

 もちろん、「六法全書の否定」とは、安倍首相のように憲法の解釈論をこねくり回して自衛隊を海外に派遣しようという“官僚的ご都合主義”とは全く違う。

 角栄は国土や社会のひずみを改めるために、日本列島改造論を掲げて全国に道路をつくり、トンネルを掘り、国土開発を推し進めた。そうしたやり方は“土建屋政治の元祖”のように批判されるが、今の政治家の公共事業バラマキとは異なっていた。大都市に集中した産業を地方に分散させて格差をなくすという原則を打ち出し、産業再配置と、こんな社会ビジョンを描いていた。

〈二十代、三十代の働きざかりは職住接近の高層アパートに、四十代近くになれば、田園に家を持ち、年老いた親を引き取り、週末には家族連れで近くの山、川、海にドライブを楽しみ、あるいは、日曜農業にいそしむであろう〉(著書『日本列島改造論』より)

 これほど明快な社会ビジョンを国民に提示することができた政治家は後にも先にもいない。

 外交面でも、角栄は戦後日本の課題だった日中国交正常化を成し遂げ、エネルギーをアメリカの石油メジャーに依存しない独自のアジア資源外交を展開した。角栄の外交思想を端的に表わした言葉がある。

「人の悪口を言ったり、自分が過去に犯した過ちを反省せず、自分がすべて正しいとする考え方は国の中でも外でも通用しない」

「主張する外交」を掲げながらも芳しい成果を残せない安倍首相は、この言葉をどう聞くのだろうか。国民が今「角栄の時代」に郷愁を感じるのは、偶然ではない。

http://www.news-postseven.com/archives/20150630_332539.html

>『日本列島改造論』を書いたのは角栄じゃないけどな

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>人の悪口を言ったり、自分が過去に犯した過ちを反省せず

>人の悪口を言ったり、自分が過去に犯した過ちを反省せず
安倍首相が事実の指摘(例えば中国の力づくの領海侵犯とか)以外で何か悪口なんて言ってたか?
過去の過ち?何のことだ?

>自分がすべて正しいとする考え方は国の中でも外でも通用しない
せやな

>「主張する外交」を掲げながらも芳しい成果を残せない安倍首相は、この言葉をどう聞くのだろうか。
いやお前はどうなんだよ

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>田中角栄の時代
その時代だったら古賀みたいな一匹狼の裏切り官僚は抹殺されてますがなw

なんかもうマスコミが安倍さん降ろすのに必死で執拗だな
異常な程繰り返し繰り返し
言論弾圧がーって朝から晩で執拗に報道してるな
こんどは田中さん持ちだしてまでか
どっちが弾圧なんだか判らんわ
って言うのも駄目なんだろうな今のマスコミだと
言論が許されるのはマスコミだけ
その他は批判も何もかも駄目ってか
怖いな

ロッキード事件の時も当然こういう論調で擁護してたんだよね?

角栄時代の郷愁って笑わせよるわ
角栄残滓一掃と細川内閣成立させたマスゴミの言うことかよ

>「六法全書の否定」とは、安倍首相のように憲法の解釈論をこねくり回して
>自衛隊を海外に派遣しようという“官僚的ご都合主義”とは全く違う
違うとかそういう問題では無いだろう?じゃあ、国民の為なら殺人も厭わないと言う事で良いのかよ?
「ロッキード事件」で、何人闇に葬られたと思ってんだ?凄いカリスマ性の政治家だったが、根っからの善人では無いぞ。

>ロッキード事件の時も
擁護か糾弾かで揺れていたとしたら
田中金脈問題のとき
ロッキードはもう少し後のころで
角栄が「水に落ちた犬」と判断した米国からの刺客

東京川越道路なんぞを無理やり関越道にしたおかげで
未だに首都高に直接接続できない

元は新潟の糞ヤクザだろ。

そういう幻想も90年代までですよ

いい加減高度成長期を夢みるのやめろっての

これって結局「政治家は地元の票だけがすべて」っていうミーイズムを称賛してるだけってのがわからないほど頭が悪いんだろうな安倍批判者って

あと法治を頭から否定すんのはやめろ恥ずかしい