2011年3月の東 - 発電@ふたば保管庫

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原発事故訴訟:避難者自殺、東電に賠償命令 福島地裁

 2011年3月の東京電力福島第1原発事故に伴う避難生活中に自殺した福島県浪江町の男性の遺族が東電に約8700万円の損害賠償を求めた訴訟で、福島地裁(潮見直之裁判長、西村康夫裁判長代読)は30日、「帰還の見通しすら持てない多大な喪失感でうつ状態になった」と事故との因果関係を認め、東電に2700万円余を支払うよう命じた。原発事故の避難住民の自殺を巡る訴訟で東電の賠償責任を認めたのは2例目。
 原告は、自殺した五十崎喜一さん(当時67歳)の妻栄子さん(66)と次男、孫の3人。
 判決などによると、第1原発から約10キロの五十崎さん宅は事故で警戒区域内となり、福島県郡山市内の高校体育館に避難した。五十崎さんは不眠や食欲不振などうつ状態を訴えるようになり、11年4月に同県二本松市のアパートに移ってから症状が悪化。同年7月、同県飯舘村で飛び降り自殺した。
http://mainichi.jp/select/news/20150630k0000e040201000c.html

 潮見裁判長は「古里に戻れなくなったことは人生の基盤を失ったことを意味し、強度のストレスを受けてうつ状態になった」と認定。東電側は「持病の糖尿病なども影響していた」と主張していたことから、判決は「持病も精神状態を悪化させた」と賠償を減額する一方、「自殺の要因としては原発事故によるストレスの方が大きな割合を占める」と判断した。
 栄子さんは閉廷後、「東電は判決を受け止め、夫の墓前で手を合わせて謝罪してほしい」と語った。
 原発事故と自殺の因果関係を争う訴訟では、福島地裁で今回と同じ潮見裁判長が昨年8月、福島県川俣町の女性(当時58歳)の自殺を巡り東電の賠償責任を初めて認め、約4900万円の支払いを命じる判決が東電の控訴断念で確定した。ほかに同県相馬市の男性(当時54歳)の妻ら遺族3人が損害賠償を求めて東京地裁に提訴している。東電福島広報部は「判決を精査した上で真摯(しんし)に対応する」とコメントした。【土江洋範】

死なないと信号機や損害賠償は得られないのか>日本

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信号機?