1次流行地となる平澤(ピョンテク)聖母病院は先月30日夜、スーパー・スプレッダーである16人目の感染者が退院し、MERSが完全に終息していたように見えた。 MERSが鎮静の局面に入り、182人目の感染者が感染の確認を受けた翌日である先月27日から最長潜伏期間の14日間の2倍である28日間が過ぎる25日には計算的には完全終息が可能だという分析も出てきた。 しかし183人目の感染の可能性が高まったこの看護師は、MERS最大の流行地域であるサムスンソウル病院の医療陣であることが確認され、追加で発生する可能性も高まってきた。 この看護師の感染が確認されると、5日ぶりに新たな感染者が出ることになる。さらに隔離対象者も出ることになり、MERS終息は新たな感染者が出なくても1か月ほど延期される。 |