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球児、長男のアドバイスで球速復活 150キロ出た 高知で2度目の登板は2回無安打無失点
独立リーグ四国アイランドリーグplusの高知、藤川球児投手(34)が27日、高知市総合運動場野球場で行われた愛媛とのオープン戦で、移籍後2度目の実戦登板に臨んだ。3番手として六回からマウンドへ。最速150`をマークし、2回を無安打無失点。許した走者も四球の1人のみで3奪三振。うち2つが空振り、1つは3球三振と、藤川らしい力のこもった投球だった。 4回1失点だった20日の初登板では最速146`。今回の球速アップは、実は予言されていた。前回登板の3日後、中学2年になる長男とキャッチボールを行った。そのとき長男から「前(米国時代)とちょっと違うね」といわれた。 http://www.sankei.com/west/news/150627/wst1506270071-n1.html |
球児、長男のアドバイスで球速復活 150キロ出た 高知で2度目の登板は2回無安打無失点
阪神時代は下半身を深く沈み込ませ、肘のしなりを使って投げ込んでいたのだが、米メジャーの固いマウンドでは「肘に負担がかかる」ため、どうしても上半身主導になっていた。ところが高知での復帰初戦でかつてのイメージがよみがえり、自然と元のフォームに回帰≠オていたようで「その球なら、僕の手も痛いよ」。その愛息の指摘通りともいえる150`の大台復活で、3三振以外のアウトは2つの内野ゴロと二盗失敗。外野に打球すら飛ばさせない圧倒的な内容だった。 ネット裏では阪神、DeNA、西武の編成担当者がチェック。調整が順調なら7月4日の香川戦に登板予定で「順調に大きな一歩。状態は徐々に上がっています」。右肘手術から約2年。故郷高知で、かつての輝きを少しずつ、取り戻し始めたようだ。(喜瀬雅則) |