NHKオンデマンドのア - 軍裏@ふたば保管庫

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NHKオンデマンドのアーカイブに、Uボートの遺書っていうドキュメンタリーがあって、ドイツの降伏直後に捕虜にになることを嫌って自決した、ドイツからの極秘資料や物資を日本まで運んでいた二人の日本の技術士官と遺族のことを扱っているんだけど。
その一人、日本までメッサーシュミットme262やコメートのデータを運んでいた技官、庄司元三中佐というひとの、ジェットエンジン技術を学ぶための視察の多くはメッサーでもハインケルでもなくて、よりにもよってカプロニ・カンピーニっていうのに驚いた。同盟国とはいえメッサーやハインケル、ユンカースあたりの開発状況をすんなりとは見せて貰えなかったのかなあ。削除された記事が2件あります.見る

>ユンカースあたりの開発状況をすんなりとは見せて貰えなかった
フィクションだけど、宮崎駿版の「風立ちぬ」にそういう描写があるね。

カプロニも主人公に大きな影響を与えた存在として出てきてたよね。

まあ、ジェット自体、まだモノになるかもわからない状況だっただろうしねえ。インターネットも無いし、情報は秘匿されてるしで派遣先の調査/決定も難しいだろうしね。

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カプロニ・カンピーニN1の初飛行には庄司中佐も立ち会っているんだけど、まあなんといか、ジェット機と言うにはちょっと、いやかなり微妙な、独立した圧縮用エンジンとアフタバーナーでスピードもあんまり出なくて重たくて機構は複雑で・・軸流圧縮機と一体化した排気タービンと言う正解がまだ定まってないからしょうがないとも言えるが。
面白いのは、庄司中佐の遺書には「将来の飛行機は皆ロケットに成るだろう」と書いてあって、もちろんこれは今で言うジェット機なのだが、このころは燃焼ガスの噴出で推力を得るものは皆ロケットって呼んでたんだね。零戦52型とかの単排気管で排ガスをそのまま出して若干の推力を得ようとするのもロケット式排気管とか言ってたし。

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>宮崎駿版の「風立ちぬ」
公開時に宮崎監督が自分でこの映画観ながら涙ぐんだ、なんて話題があったんですけれど実はそのカントクが思わず自分で泣いちゃったシーンってのが堀越ジローさんと本庄さんがユンカースの工場視察に行った所だって言うんですなカントク自身がその理由を語ってる所を引きますと「(ユンカース工場に)堀越の何年か後に行った人の記録が残っていて、それを読むと、日本から来た技術者は本当にひどい扱いをされたことが分かります」

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「まずもって工場の中は見せてくれない。用意した別の部屋に
連れて行って、関係する数字が書かれた書類を持ってきて、そこで勉強しろと渡すだけ。それが技術提携だというのです。お金を払ってプロペラの技術を買いに来たのに、そんな扱いだったんですね(略)そんな事も思い出されまして、ついつい涙腺が…」…と言う事だったんだとかで、実際そういう元ネタに基くシーンでもあったみたいですね

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余談ですが、この戦時中ユンカース社にプロペラ技術を買いにというか
学びに行った技術者さん、ってのは多分佐貫亦男さんの事だと思われるんですが佐伯氏自身の手記によれば、最初にプロペラライセンスの購入話を持ちかけたのはイタリアのピアッジオ社だったそーなんですがそこに日本軍部の横やりが入って購入先が独ユンカース社に変更、契約寸前で急遽破談にされたピアッジオ社大激怒!なんて事もあったんだそーでw

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そんな佐伯氏のイタリア評は、戦前には航空機の速度記録等で
数々の記録を打ち立てながら、戦争となるとからっきしダメ、その一方で戦後解体された航空機産業の技術を生かして戦後スクーターの製造で欧州を席巻した例などをを引いて「技術を持つ国は敗けても生きていく/彼らの底力は、平和な時にこそ発揮されるのだ」…というものだそうですある意味、イタリアの技術への最高の賛辞な気もしますな、コレw

>彼らの底力は、平和な時にこそ発揮されるのだ
いや、ものすごく納得させられる言葉でビックリしました・w・

>彼らの底力は、平和な時にこそ発揮されるのだ
実際フェラーリやらランボルギーニとかあるのを見ると納得してしまう

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>佐貫亦男さん
航空ジャーナル臨時増刊「飛行機王国 Nobランド」より抜粋

いずれにしても排気の加熱にガソリンを使うのは勿体ないね。ケロシンにすべき。ラジコンでもダクテッドファンの強化用に試した人が居たみたいだけど炎が凄まじく危ないのでやめたらしい。

>戦争となるとからっきしダメ
理屈じゃあ分かってはいるんだけどね。どうしても「コレリ大尉のマンドリン」を
視聴し終わったときの脱力感を思い出すんだわ・・・

今でもそうだけど、兎に角ドイツのアジア人嫌いは何とかして欲しいね
イギリスのアジア人嫌いと違ってネチネチし過ぎて嫌い
後は、絶対的なドイツ製品の信奉
ケーブルカッターの不良品この前つかまされて、相手側からの回答はドイツ国内では絶対欠けないから、使い方及び材質が日本製品は悪すぎると言う回答
その後腹立つので、普通に研ぎだしやったら弱い事弱い事
焼き入れ忘れたのかなと言うくらい柔らかかった

ま、今でもドイツは駄目駄目ですけどね

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>技術を持つ国は敗けても生きていく


>>今でもそうだけど、兎に角ドイツのアジア人嫌いは何とかして欲しいね

太古、フン族に住処を追い出された恨みつらみがDNAに書き込まれてるんでしょう。

海軍航空隊よもやま物語だったかな?
イタリアの要人が三発輸送機で基地へやって来て(G.12?)
チャンスだからこっそり機の中を見学したんだけど
いかにも適当に、キャビンのど真ん中に燃料タンクが設置されてて
「外見はいいけど、これじゃあ…」と呆れたって話が書いてあったなあ。

わちさんぺいの奴じゃね
キャビンの中にあったの滑油タンクだったかと

>今でもそうだけど、兎に角ドイツのアジア人嫌いは何とかして欲しいね
日本人だってアジア人嫌ってるだろ

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>>>今でもそうだけど、兎に角ドイツのアジア人嫌いは何とかして欲しいね
>>太古、フン族に住処を追い出された恨みつらみがDNAに書き込まれてるんでしょう。その彼らがHunと蔑称を付けられていた皮肉Why Were the Germans Called Huns in Both the World Wars?http://originalwavelength.blogspot.jp/2010/02/why-were-germans-called-huns-in-both.htmlWW2機の話に戻しますと、Hun Hunterというのは勿論そういう意味…

>日本人だってアジア人嫌ってるだろ
日本人はアジア人だが?

>独立した圧縮用エンジンとアフタバーナーでスピードもあんまり出なくて

一言で言えばスーパーチャージャーじゃね

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>同盟国とはいえメッサーやハインケル、ユンカースあたりの開発状況をすんなりとは見せて貰えなかったのかなあ。
先行の遣独潜水艦がBMW003の資料持ち帰ってたけど沈んだろう途中寄港地で陸揚げされてた僅かな資料で日本のジェット開発は進められた

>日本人はアジア人だが?
脱亜入欧とかバナナって言葉を聞いたことないかい

>僅かな資料で日本のジェット開発は進められた
見取り図というか自動車のカタログイラスト程度のもんだったそうで
コレを見て閃くほど種子島チームの研究は進んでたわけだ

>日本人だってアジア人嫌ってるだろ
イギリス人が大陸の連中とは違う!ってくらいで嫌いとは別じゃないか。実際、00年代くらいまでは中国のイメージは良かった。

書き込みをした人によって削除されました

種子島大佐は1943年の時点で栄を使ったエンジンジェットの地上試験をしている
1944年にドイツジェットの写真を見ただけで設計のうまさを理解できたというから
日本独自の研究も相当進んでいたことは確かです

>日本独自の研究も相当進んでいたことは確かです

たしかイタリアと同じく遠心式ジェットを研究していたのが
ドイツから来た写真を見てすぐに「なるほど、直流式か」と
関心したと何かに書いてました。

でも遠心式の方が簡単だったと思うな。

ドイツはクレクレばかりの日本にお怒りだった

コーヒーあげたのに...

コーヒー以外にも
マラリア特効薬のキニーネ
南方で取れたゴム、スズ
技術員派遣して児童懸吊装置やら重油漏洩防止装置やら酸素魚雷もあげたじゃないか

>児童懸吊装置
拷問かw?

>児童懸吊装置
体育の鉄棒で罰としてやらされたわ児童懸吊
あーあ…昭和は遠くなりにけりだなw

ニホンジン コワイネ!

書き込みをした人によって削除されました

>日本独自の研究も相当進んでいたことは確かです
>たしかイタリアと同じく遠心式ジェットを研究していたのが
>ドイツから来た写真を見てすぐに「なるほど、直流式か」と
>関心したと何かに書いてました。
日本の戦後航空開発でジェット移行期での開発禁止が無ければ…という話があるけど
そのまま実験を続けたら再軍備にあたりT-33(F-80)やF-86の供与でなく即全部国産!とはいかないまでも
T-1をはじめ戦後の国産機は日本独自開発のエンジンを載せられたんだろうか?

>T-1をはじめ戦後の国産機は日本独自開発のエンジンを載せられたんだろうか?
多分遅くとも5,60年代には推力競争と価格高騰で衰退してんじゃね?
英国見ればわかるがレシプロエンジンだって国産機のエンジン使った奴は軍民合わせても微々たる物だったし

英国機って国産エンジンばっかり使ってない…?
概ねロールスロイスの。

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>児童懸吊装置


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憤進機と潜水艦の話題ではこれオススメ


>戦後航空開発でジェット移行期での開発禁止が無ければ…

冶金技術がボトルネックになって早々に脱落していたのではないでしょうか。
逆にソビエトがジェットで伸してきたのは、冶金に強かったからだとか。

コーヒー豆が足りんかったんや

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NHKは遣独潜水艦ネタ好きだね
しかもそのどれもが一見に値するという

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スレ主だけど、このNHKのドキュメンタリーで一番グッときたのは、もう一人の日本人技術者、友永英夫中佐の夫人が、数少ない夫の遺品である、生前好きだった煙草の煙の染み付いた手の爪の匂いを夫を偲ぶよすがとしているうちに、自分もまたタバコをいつの間にか覚えた、ってくだりかなあ。