日米共同ビジョン声明 - 政治@ふたば保管庫

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日米共同ビジョン声明要旨「米国は日本を常任理事国に含む形で国連安全保障理事会が改革されることを期待する」

日米両首脳が28日に合意した「日米共同ビジョン声明」の要旨は次の通り。

 第2次世界大戦終戦から70年を迎える本年、かつての敵対国が不動の同盟国となり、和解の力を示す模範となっている。
 安倍晋三首相とオバマ大統領との会談は日米のパートナーシップの変革における歴史的な前進を画する。日本の「積極的平和主義」、米国のアジア太平洋リバランス(再均衡)戦略を通じ、地域および世界の平和で繁栄した将来のために緊密に連携する。

 日米はダイナミックかつ急成長するアジア太平洋地域および世界中で、貿易および投資のルールを定めるため取り組みを主導。
環太平洋連携協定(TPP)の2国間交渉で大きな進展があったことを歓迎し、より広い協定の迅速かつ成功裏の妥結を達成するために取り組む。

 新たな防衛協力の指針(ガイドライン)は、日本がグローバルな安全への貢献を拡大することを可能にする。
この地域およびそれを超えた地域において日米が海洋安全保障を含む事項で緊密な形で取り組み、他の国々と連携することを可能にする。
米国は日米安全保障条約に基づく自らのコミットメントに固い決意を持つ。

 日米は気候変動および環境悪化が引き起こす脅威などグローバルな課題に対処する。
 米国は日本を常任理事国に含む形で国連安全保障理事会が改革されることを期待する。

 日米はグローバルな協力を拡大すべく努める上で、航行および上空飛行の自由を含む国際法に基づく規範の促進などの原則に従う。
力や強制により一方的に現状変更を試みることで主権および領土一体性の尊重を損なう国家の行動は、国際的な秩序に対する挑戦だ。(ワシントン時事)(2015/04/28-23:22)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015042801110