二次元業界@ふたば保管庫 [戻る]
2013年に創業65周年を迎えた歴史ある銀行が、ロボットを軸にしたPR活動をスタートしたのは、約10年前のこと。伊禮氏は「私が入行した12年前は、ちょうど銀行のCMが解禁されたばかりの頃。どうせやるなら突き抜けたものにしたいと考えていました」と当時を振り返る。「ターゲットとなる30代男性はロボットアニメ世代。そして『おまとめローン』=合体だろうという発想から、合体ロボット『りゅうぎんロボ』が登場する3DのCMを作りました」。当時は銀行内でも賛否が分かれたそうだが、放送した結果、大きな話題となり、その後の展開への布石となった。 |
今回のアニメCMは、そのロボットCMシリーズの進化系。数々のロボットアニメで声優を務めてきた声優・速水奨がナレーションを担当し、ロボットデザイン・監督・演出・作画も『スーパーロボット大戦』シリーズなど多くのロボットアニメ・ゲームの監督やメカニックデザイン等を手掛けてきた大張正己氏という、豪華な布陣で制作された。ロボットアニメファンも納得の高クオリティな映像には、「アニメ化してほしい」という声も聞かれるほどだ。 |
■狙いは若年層へのアプローチ
ユニークなCMを放送する背景には、やはり銀行の堅いというイメージを和らげることで、若年層の興味・関心を引きたいという狙いがある。また、YouTubeの公式チャンネルではCM動画を公開しているが、地方だからこそ斬新な視点で全国へと発信していきたいという思いもあるようだ。「当行は沖縄の銀行のなかでも歴史が古く、堅いイメージがあると言われています。また当行だけでなく、銀行自体が真面目なイメージがあると思いますので、そこを敢えて崩していくことで、面白がってもらえたらと思ったんです」と伊禮氏は話す。ポイントは「時代に応じて、毎年テーマを決めて動くこと」で、今年のテーマは「ワクワクしているか?」。「銀行だから何をやってはいけない、という決まりはないと思うんです。エンタテインメントにルールはないですから」。ターゲットや内容によっては、落ち着いたトーンのCMも制作されており、「やりすぎないバランス感覚も重要」だと続ける。 |
若年層へのアプローチがある程度成功していると感じる部分については、沖縄県内の就職志望企業ランキングで1位になったことを挙げる(2014年3月14日、求人おきなわ発表のデータ)。ロボットや美少女が登場するCMの他にも、約1000名の職員や関係者がファレル・ウィリアムスの「HAPPY」に合わせて楽しそうに踊る動画をYouTubeで公開するなど、様々な企画を実施しており、地元では“銀行だけどユニークな社風を持っている企業”というブランディングに成功しているようだ。「優秀な人材が集まってこないといい銀行にならないですから、学生に支持されていることは嬉しいですね」。 |
実は『りゅうぎんロボ』シリーズは、全日本シーエム放送連盟(ACC)による2013年の「ACC CM FESTIVAL」で、沖縄県内の企業としては初の入賞を果たしている。最後に、伊禮氏に今後の野望について聞いてみると、「『カンヌ国際広告祭』で賞を取りたい。地方の銀行が世界の広告賞を取ったらすごいじゃないですか!」と返ってきた。地方銀行の再編が進み、生き残り競争が激化するなか、PR戦略にエンタメ性を持たせることで地方から新たなものを発信しようとしている琉球銀行の取り組みは、銀行業界でなくとも大いに参考にしたいところだ http://www.oricon.co.jp/news/2048261/full/ |
借金増やしても幸せにはなれないんだよなあ… |
実際は借金なんて上等なモノでなくて、首輪だからな 豚みたいなB官僚に娘を差し出す経済界の人間には 頭が下がる想いだよ |