韓中FTA署名 韓国 - 経済@ふたば保管庫

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韓中FTA署名 韓国の主力輸出品目に関税引き下げの恩恵なし--朝鮮日報2015/02/26

韓国政府が25日に仮署名した韓中自由貿易協定FTAでは、韓国の主力輸出品目
の多くが対中国貿易の関税免除対象から外されたことが確認された。 その結果、
FTAの効果が半減し、韓国企業は相対的に不利だと指摘する声が上がっている。

無関税推進対象から外れた品目は数多い。業界が次世代成長動力として推進して
いる有機発光ダイオードパネル、二次電池、サムスン電子やLG電子が10年近く世
界1位を誇るカラーテレビなどが代表的な例だ。唯一、リチウムイオン電池は関税率
が現在12%だが、10年後にやっと9.6%に引き下げられる程度だ。

韓国の主力輸出品目である液晶(LCD)パネルは発効後9年目から関税が下がるが
2024年になってからだ。業界関係者は「中国ディスプレーの技術力向上は速いため、
9−10年後の無関税適用は事実上、意味がない」と話す。冷蔵庫もサムスン電子な
どが中国に主に輸出している大型冷蔵庫は20年後から関税がなくなる。

韓国が競争力を持つ主な輸出品目が韓中FTAで関税引き下げのメリットを得られな
いことは、昨年11月の実質的な妥結宣言直後から問題になっていた。韓国の主力
輸出品目である自動車はもちろん、中国人に人気のスキンケア化粧品・シャンプー・
リンスなどの生活用品、船舶用エンジンなどの高付加価値製品も、「高度センシティ
ブトラック」に指定され、20年後でも無関税の恩恵が受けられない。

■ 中韓FTAの合意内容は中国の一方的な勝利

   中国が関税を撤廃するのは20年後。
   韓国の関税は即刻廃止ゼロで合意。

・中国が輸出→ 輸出するものは、全て農産物も工業品民生製品も制限無くすべて韓国は関税ゼロにしろ。

・中国が輸入← 韓国製の民生製品・IT電子品・工業品・自動車への関税維持。例外(農産物)は関税ゼロ。