2015年の景気見通 - 経済@ふたば保管庫

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15年景気「悪化局面」11・3ポイント増 神奈川県内企業見通し

2015年の景気見通しについて、「回復局面」と見込む県内企業が前年から大幅に減る一方、「悪化局面」と予想する企業が増えていることが、帝国データバンク横浜支店の意識調査で分かった。14年の景気動向を「悪化局面だった」と振り返る企業も多く、消費増税や円安の影響などで、景気への厳しい見方が県内企業に広がっている。

 15年の景気を回復局面と見込む県内企業は前年比10・6ポイント減の15・1%で、悪化局面は同11・3ポイント増の25・8%。踊り場局面は微減の35・7%だった。悪化の割合は中小企業(27・0%)が大企業(20・9%)より高く、業種別では小売で回復と答えた企業は7・7%にとどまり、消費低迷が今後も続くことへの懸念が大きくなっている。県内企業からは「消費が鈍っているのに物価が高騰する悪いイメージしかない」(飲食料卸売の中小企業)、「将来に不安がある限り、消費や設備投資はマイナス」(サービス業の中小企業)など不安の声が出ている。

14年の景気動向を「回復局面だった」とした企業は同19・6ポイント減の7・2%にとどまり、「悪化局面だった」は24・0ポイント増の32・8%に上った。15年景気への懸念材料(複数回答)は「原油・素材価格上昇」(46・4%)と「為替・円安」(44・6%)が多く、景気回復に必要な施策(同)としては「個人消費拡大策」(49・2%)、「所得の増加」(44・6%)「個人向け減税」(34・6%)などが挙がった。

 同支店は「懸念材料の円安は前年(20・0%)から急増し、それに伴う原材料価格の上昇を不安視する企業も多い。日本全体に景気減速感が広がっており、政権には景気回復を第一の使命とした政策実行が早急に求められる」としている。

 調査は11月下旬に県内1015社を対象に実施、457社が回答した(回答率45・0%)。【神奈川新聞】
http://www.kanaloco.jp/article/82216/cms_id/118804

>14年の景気動向を「悪化局面だった」と振り返る企業も多く、
振り返れば、ヤツがいる、か
前だけ向いても難しいもんだな