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米F35戦闘機エンジン出火問題が解決、発注を再開−国防総省

 米国防総省は、6月に起きた最新鋭ステルス戦闘機F-35の火災の引き金となったエンジンの問題を特定した。これを受け、新しい機体とエンジンの発注が再開された。

 米国防総省は14日、米ユナイテッド・テクノロジーズ傘下のエンジンメーカー、プラット&ホイットニー(P&W)にF-35用の「F-135」エンジンを36基発注する5億9200万ドル(約635億円)相当の契約を結んだ。これとは別にF-135エンジン48基の契約も完了間近だ。この二つの契約は当初一括で結ばれる予定だった。

 同省のF-35開発担当部局は、出火問題の原因が解明され、新機種や既存機種の修理を開始するまで、エンジンや戦闘機の次の発注を延期すると発表していた。今回発注されるF-35は米防衛大手ロッキード・マーチンが製造する。

 担当幹部らは先週、調査結果と、新エンジンのテストや長期的解決を目指す改善策を承認するため会合を開いた。P&WとF-35開発担当部局が共同プレスリリースで明らかにした。

 P&Wの幹部は9月、フロリダ州の空軍基地で離陸直前に出火する事故を起こしたエンジンについて、原因の特定と是正が10月末までに完了する見通しを示していた。

http://jp.wsj.com/news/articles/SB10345363700595394421004580215661917035440