新しく生産が開始された強化アルミニウムハルは、US Army Research Laboratoryとの共同研究開発により生産が可能になったもので、既存の装甲車向け下部のハル全体を強化アルミニウムを使って製造することにより、即席爆発装置(IED)の爆発力に対して、既存の装甲車の下部ハルの2倍の強度を得ることに成功したものとなる。
US Armyでは今後、この強化アルミニウムハルの爆破耐久試験を進めることで、仕様通りの爆破耐久性能が得られた場合には、この新しい強化アルミニウムハルの生産技術を装甲車や戦闘車の生産に取り入れることを計画している。
US Armyは、これまで「Affordable Protection from Objective Threats Manufacturing Technology (ManTech)」計画の元で、Alcoaと共同で、既存のハルよりも強固で、尚且つ製造単価も安上がりな新しいハルの研究開発を進めてきた。