こんなに重苦しい空 - ニュース表@ふたば保管庫

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記者の目:売れる「嫌韓憎中」=青島顕(東京社会部)

 こんなに重苦しい空気が漂うようになったのはいつからだろうか。

 昨年1月、沖縄県の市町村長、議長らが在日米軍の新型輸送機MV22オスプレイ配備に反対するために上京し、銀座を練り歩いている時、待ち構えた数十人の集団から罵声を浴びせられた。「売国奴」「愚者の行進」。取材していた私にはよく聞こえなかったけれど、「中国人」という声もあったという。写真を撮影していると、若い男性から飛びかかられた。

 それ以来、少数派や隣国を激しく非難する言論を目にすることが多くなった。理由が知りたくて、「比較的穏健」と評される人たちを訪ねてみた。ある女性グループは会議室を借りて街頭宣伝の準備をしていた。「ビラと一緒に受け取ってもらえるように」と、みんなできれいな色紙を使って丁寧にツルを折っていた。

 グループには韓国に住んだことがあるという人もいた。活動するきっかけはさまざまだったが、「東日本大震災や原発事故の後、不安を感じて来た」という声も聞いた。ベビーカーを押している母親もいた。ところが街宣になると顔つきが変わり、憲法を口汚くこきおろし、韓国を大きな声で非難した。一人の女性は「すっきりした。こういう運動をやってから体調がよくなった」と私に言った。

 しばらくして、中国や韓国の前に「嫌」「憎」「呆(ほう)」といった言葉を付けたタイトルの本や、隣国をたたく内容の週刊誌が書店で目立つようになった。ベストセラーのランキングに、そうした本が登場するようになった。週刊誌の編集部で働く知人は「反響がある」と言っていた。こうした本や記事は以前からあったような気がするが、これだけ意識させられたのは初めてだった。

 ◇危機感背景に選書フェア

 今年5月、河出書房新社が「今、この国を考える??『嫌』でもなく『呆』でもなく」と題した選書フェアを企画した。

 近現代史、憲法、女性の生き方、消費税、生活保護、宗教とさまざまなジャンルの18冊を選んで書店に勧め、それぞれの店内に、これらの本を紹介するコーナーを作ってもらう試みだった。自社以外の本も12冊含まれていた。

 企画したのは4人の若手社員。「『嫌韓憎中』本に対抗しようというわけではなく、さまざまな価値観を示したかった」という言葉がとても印象的だった。「本の豊かさを示したい」「『嫌韓憎中』本が増えたのは書店のせいではない。作り手として何とかしなくては」。世の中を包む空気に強い危機感を抱いた行動だと理解できた。

 メッセージは本を受け取った書店で働く人たちを動かした。首都圏の大型書店の担当者は「読み手に自分で考えてもらうことを目的にしたフェアなんだろう」と話し、18冊のほかに自分で選んだお勧めの本を加えて目立つように並べた。フェアの呼びかけに応じた書店は7月までに全国で200店を超えたという。

 ◇一方的な言論、乗り越えて

 だが、この取り組みは好意的にばかり受け取られたわけではない。

 ある書店では、3?4日間にわたって「なぜこんな本を置くんだ」と長電話を掛けてくる人がいたという。私もフェアのことを6月2日に紹介する記事を書いたところ、1週間ほどでソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に4000件近い反応が寄せられたが、批判的な内容も少なくなかった。否定的な意見は断定的なものが多く、議論の余地がなさそうだった。

 経済的に台頭し、領土問題も生じた中国や韓国が目障りだと感じ、たたくことで少しいい気持ちになりたいのだろうか。そんな心理が入り交じっているような気がした。

http://mainichi.jp/shimen/news/20140902ddm005070018000c.html

>「嫌韓憎中」
また新しいワード作ってきましたねー
流行らせるつもり?

>「嫌韓憎中」

やったらやりかえされる。ただ己のしたことが返ってきただけ
当事者でない者に当事者としての責任を求めればこうなる。どんなに国家の罪を声高に叫んでも、「俺がやったわけじゃねーし」、の本心に対抗するのは困難

しかもその当事者の責任ってのもねぇ…ってところだしな

なんか「どんどん防虫」みたいな響だな
しかし言ってる事がいつも同じな
社会に不満のある奴の「憂さ晴らし」ってレッテル
原因を無視してんのな
中韓嫌いの連中に対してどうしても
無能低所得者の不平不満の憂さ晴らし
って事にすり替えたいみたいだ
いい加減ワンパターン過ぎる

>中韓嫌いの連中に対してどうしても
>無能低所得者の不平不満の憂さ晴らし
>って事にすり替えたいみたいだ

格差問題を殊更に叫んでたのも連中なのにそんなことしたらどうあがいても声を消せないって結論になりそうなものなのにねぇ
99%が「嫌韓憎中」ってことにしたいのかな(笑)

まあ実際そういう側面はゼロではないけど(あくまでゼロではないけど、ってこと)、中韓に横流しされた税金もわかっちゃう世の中だし、まっとうな納税者ほど怒るとこだよなぁ

毎日は負けずに韓流の特集に韓流の本をだせよ。
もう一度ブームを再燃させりゃ良いじゃねぇか?w

>いい加減ワンパターン過ぎる

もう12年も前の記事だけど
2chを中心としたデモの取材記事と
取材を受けた保守系サイト管理人のコメント

http://ifs.nog.cc/gomushi.at.infoseek.co.jp/antijp/mass/004.html
>匿名で「平和」や「理想」をあざ笑う電子の言葉が飛び交い、形になって外へ出ていく。 それが、政治の思惑と若者たちを結びつけるとしたら、危うい。


>しかしこの記事、毎日の社内で、随分と論議を読んだらしく、 結局は、大幅に書きなおしが入り、意見がましい偏見コメントを、 上司によって入れられてしまった、という事です。 又、大阪から西では別の記事に差し換わっている、という事です。 担当の記者とデスクの人は、相当に抵抗してくれたのですが、通じませんでした。

アメリカ叩き本には文句なしです

>アメリカ叩き本には文句なしです
少なくとも中国批判本は、これまでのアメリカ批判本と同類だし、
批判内容も日本以外の国でもされている内容がほとんど

嫌韓批判だけでなく、中国批判も一緒に攻撃しようとしてる時点で
この手の活動をしてる人たちの正体が透けて見えてしまう

>『嫌韓憎中』本に対抗しようというわけではなく、さまざまな価値観を示したかった」

これおかしいんだよなぁ
本当に様々な価値観を尊重するならこんなカウンター行動しなくていい
ある種のイデオロギーがそこにあるから『嫌韓憎中』の傾向に
疑念を挟むことになっているのに、あくまで中立的な物言い。

書店がイデオロギーを持って本を取り揃えることは俺は良いことだと思う
ただし、その場合は自分のスタンスを明らかにして行動しなければならない
記事にあるような行動をして「私は中立です」というのはウソになる
思想信条の自由は日本でとても保護されていることの一つ
どんどんやれば良いけど、欺瞞やウソは否定されるべき