サッカー@ふたば保管庫 [戻る]
持ち味の視野の広さと判断力も詰まっていた。目の前で相手DFからボールがこぼれ、拾うまでの時間は1・1秒。その間に顔を上げた柴崎は3つの選択肢を思い描いた。「パス、シュート、持ち上がってからのスルー(パス)を考えた。自分の左に中村とダビ、右にカイオがいたし、裏にスペースもあったので」。一瞬でピッチを俯瞰(ふかん)した上で「ファーストタッチが良かったので、体の反応に身を委ねた部分もあった」とシュートを選択。あとは、セレーゾ監督が「柴崎の足は宝箱」と絶賛する技術で打つだけだった。 日本代表のボランチは遠藤が34歳、長谷部が30歳と世代交代が課題とされる。その中で次代を担う男として期待され、日本協会スタッフによると、前日15日のアギーレジャパンの第1回会議で「柴崎」の個人名が挙がったという。それを裏付けるかのように、ヘッド格のゲリング氏が視察に訪れた。同氏は「鹿島の20番? 個人に関しては話さない。ただ、いい選手は多かった」としか話さなかったが、強烈な印象を残した。 |
得点後は、W杯ブラジル大会でコロンビア代表MFロドリゲスが踊ったダンスを披露した。その舞台には日本代表として立てなかったが、中断明け6戦3発、アギーレ監督の就任発表後は何と4戦3発だ。「点の取れるボランチ」として輪郭が固まりつつある22歳は「ロシアは26歳、いい年齢で迎えられる。(アギーレジャパンの)最初から代表に選ばれて、4年間ずっと入りたい気持ちはある」。 |
直前の同10分にはゴール前へスルーパスを通し、FW小林の同点弾をおぜん立て。この試合は日本代表の新フィジカルコーチ、モラス氏が視察。12年以上もアギーレ監督と仕事をともにした腹心の前で、1ゴール1アシストと結果を残した。 28日にはアギーレ・ジャパンの初陣となる9月5日のウルグアイ戦(札幌ド)、同9日のベネズエラ戦(日産ス)のメンバーが発表される。ブラジルW杯でメンバー入りした際には“サプライズ”とされた大久保だが、32歳での代表残留を真剣に考える。 それどころか「アピールはできたと思うけど、まだW杯は4年後。Jリーグで結果を出し続け、それが代表へつながればいい」と言い切った。 ベテランは試合中、C大阪の選手にアドバイスする余裕もあった。「『セットプレーではオレに付かないで、小林に付いた方がいいよ』って言ったのに、言うこと聞かないから後半、案の定やられちゃったでしょう」と、14日に染めたばかりの金髪頭でニヤリ。 |
>日本協会スタッフによると、前日15日のアギーレジャパンの第1回会議で「柴崎」の個人名が挙がったという。 相変わらずヒロミみたいに外部の人間に話しちゃいけない会議の内容を ベラベラと部外者に喋っちゃうスタッフが混じってるの? |