サッカー@ふたば保管庫 [戻る]
「あの子に対してだけはパワーを使わないといけなかった。負けず嫌いで何回も向かってきてね。あの子とは戦ってましたね」。大阪の強豪・北陽高(現関大北陽高)の攻撃的MFとして鳴らしたコーチは足もとの技術が高い。その技を間近で体感できる1対1によって、少年のテクニックは磨かれていった。 その頃、時間を割いたのがボールコントロールの練習だった。高く上げたボールを、ショートバウンドで収めて次のプレーへと移る「ウエッジコントロール」。敵に囲まれていることを想定し、ボールが地面に着く寸前に足を出し、勢いを殺して足もとに収める「クッションコントロール」。2年生からこうしたメニューに取り組んだことで、3年生の終わりから4年生にかけて技術が急速に進歩した。それが今や代名詞と言える「神トラップ」の礎となった。 |
曜一朗以外のここに写っとる他の子らはどうなったんだろう |