極右というと、欧州 - ニュース表@ふたば保管庫

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台頭する「日本版極右」 「排外」市民の間にも

 極右というと、欧州の政治的な病理現象と思われがちだが、日本でもリアルな課題となりつつある。海外では、日本維新の会の石原慎太郎共同代表は極右政治家とみなされ、維新も「極右政党」と評される。先の都知事選では、石原氏が支援した元航空幕僚長の田母神俊雄氏の大量得票が世間を驚かせた。街中では、ヘイトスピーチデモが相変わらず各地で頻発している。「日本版極右」とでも定義すべき勢力とどう対峙(たいじ)すればいいのか。 (林啓太・篠ケ瀬祐司記者 佐藤圭デスク)

※デスクメモ 二〇〇九年、良心が不法入国で国外退去を命じられ、長女だけが日本滞在を認められたフィリピン一家が世間の耳目を集める中、在特会は、埼玉県蕨市にある一家の自宅前で罵声を浴びせた。ヘイトスピーチが社会問題化した今も、その蕨市で「挑戦人を殺せ」と叫ぶレイシストがある。止めなければならない。(圭デスク)

◇台頭する『日本版極右』

 欧米メディアは、石原氏や維新の会を「極右」と呼んで憚らない。英BBC放送は二〇一二年十二月、維新が第三勢力に躍進した衆院選直前のネット記事で、石原氏と橋下徹共同代表を「極右思想の持ち主」と指弾した。

   英紙ガーディアンは「極右グループが議会の第三勢力になった」と報じた。米誌「タイム」は都知事戦後の今月十三日付のネット記事で、自衛官の敬礼のように右手を頭上に掲げている田母神しの写真を掲載し、「これが多くの人を心配させる日本の極右政治家だ」とこき下ろした。

 「日本の保守政治家の中にも排外主義的な発言をする人はいたが、石原氏ほど外国人を敵視する政治家はおらず、既成の保守をはみ出している。欧州基準では極右政治家だ」

 『日本型排外主義』の著書がある徳島大の樋口直人准教授(社会学)は、石原氏を「日本版極右政治家の先駆け」と位置付ける。

欧州の極右勢力は、一九八九年の東西冷戦終結以降、東から西への移民増加を背景に、「移民排斥」を主張して勢力を伸ばしてきた。極右を特徴づけるが、この排外主義である。

   「欧州の極右政党に共通するのは、ナショナリズムと排外主義だ。主流の右派よりもさらに右寄りな主張をする。一方、日本の既成右翼は在日外国人を主たる標的としてきたとは言い難い。日本では、右翼に排外主義を加えたものが極右といえる」(樋口氏)

 石原氏の極右的側面を最も印象付けたのが、都知事時代の「三国人発言」だ。二〇〇〇年四月、陸上自衛隊の記念式典で「不法入国した多くの三国人、外国人が非常に凶悪な犯罪を繰り返している」と言い放った。これには国連の人種差別撤廃委員会も〇一年に懸念を表明した。樋口氏は「公職者による典型的なヘイトスピーチであり、ドイツでは、民衆煽動罪の『住民の一部を中傷し、悪意で侮辱した』に該当して有罪になるのではないか」と批判なする。

 石原氏率いる維新の議員にも、排外的、歴史修正主義的な言動が絶えない。元文部科学相の中山成彬衆院議員(比例九州)は昨年四月の予算委で「従軍慰安婦という者はいなかった。南京事件もなかった」と発言。最近も自身のツイッターで、慰安婦の強制性を認めた河野談話の見直しを求める署名への協力を呼びかけている。

   三宅博衆院議員(比例近畿)は昨年十二月の総務委で、NHKのある番組のディレクターについて「この人は日本人かどうか知らないけれど、精神的には日本人じゃないのではないか。日本に対して大きな敵意を感じる」と追及。NHKの外国人職員の国別人数を質している。

◇政治家の言動野放し

 排外主義者や歴史修正主義者は、自らを「保守」「ナショナリスト」と呼ぶことはあっても、極右と名乗ることはない。そこは欧州も日本も変わらない。維新の中山氏と田母神氏は『真の保守だけが日本を救う』という題名の鼎談本を出版している。

 しかし、欧州のメディアは、極右は極右と断じる。一方、日本の政治報道は、極右という呼称を避けてきた。

 ジャーナリストの青木理氏は「他国の政治家には『極右』とのレッテルを貼ることができても、自国の政治家に対しては客観視できなかったからだ。『極右』は、特殊な政治家や政党だとダメ出しをすること。そこまでやっていいのかとのためらいもあったのでは」とみる。

  ま〜た出たよ「市民」
ホント好きだねその名称

  ◇「排外」市民の間にも ヘイトスピーチなおやまず

 巷では一年ほど前、維新の会の台頭や、タカ派の安倍政権誕生と軌を一にするように、ヘイトスピーチを伴う外国人排斥デモが、在日コリアンタウンの東京・新大久保などで過激化した。デモを主導する「在日特権を許さない市民の会(在特会)」は「行動する保守」を自称するが、排外主義的な言動は「極右そのもの」(樋口氏)だ。

 市民らの大規模な抗議活動の結果、新大久保では昨年九月を最後に一度もヘイトデモは実施されていないものの、それ以外の地域では今も散発的に続く。内容は過激だ。先月十九日、埼玉県蕨市などであったデモでは、ナチス・ドイツのカギ十字の旗をマント代わりにする参加者がネット上で話題となった。

 在特会に詳しいジャーナリストの安田浩一氏は「ナチスを礼讃する人は、ヘイトデモ参加者の中でも少数派だが、カギ十字を持ち出すことを周囲が批判できない弱さがある。日本国内で少数派の在日コリアンを差別して排除する。どこがナチズムと違うのか」と断じる。

  ◇「極右」直視の欧州、ためらう日本 

 日本社会やメディアが、局の潮流と真正面から向き合ってこなかったことが、政治家の言動を野放しにしているのではないか。樋口氏は、石原氏が三選を果たした〇七年と知事選後、都内で世論調査を実施した。その結果、「石原氏の支持には、排外主義が影響を及ぼしていた。石原氏の支持基盤は、欧州の極右政党への支持に近い」との結論を得た。「もしメディアが、石原氏を『極右』と報じてきたとしても、有権者は石原氏を支持していただろう。石原氏が、排外主義的な主張も含めてナショナリストとして受け止められていたからだ」

 その上で樋口氏は、排外主義的な政治家や政党が「極右」と認知されていれば「議員、政党へのプレッシャーになる」と強調する。「欧州では、極右は容認してはいけないとの共通認識がある。保守政党は考え方は極右に近くても、極右を当選させないために社会党などと組む」

 ところが、日本では、維新と自民党との連立話が公然と語られている。安倍政権はタカ派ではあるが、排外主義を前面に押し出しているわけではない。

   富山大の小倉利丸教授(現代社会論)は「報道で極右と明示しないことの弊害は大きい。極右の政治家が首相になっても、ごく普通の政権だとの印象を読者に与える」と危ぶむ。

 安田氏は「排外主義を取り込んだ過激思想は、政治家の言葉で日本社会に流通している。雑誌などで嫌中や嫌韓の記事が目立っている。マスコミは政治家の極右的な言動にピンとくることができなくなっている」と嘆く。

 樋口氏は「日本でも極右の概念は有用だ」と訴える。「極右とのラベルは、政治家や政党にとってダメージだが、日本の政治社会を正確に把握するために極右という概念は必要だ」

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2014022702000168.html

>有料記事なので全文コピペしましたよ

  >「工作員とのラベルは、政治家や政党にとってダメージだが、日本の政治社会を正確に把握するために工作員という概念は必要だ」

  要するに「極左でない者」が「極右」扱いされてるね。
韓国のアメリカ利用と同じ
  「白人礼賛」をする日本のリベラル派が反日左翼の様相をさらして日本人から警戒されてるんで白人としては日本のリベラル派に敵対してる日本の保守派を攻撃するしかないよな

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>◇「排外」市民の間にも ヘイトスピーチなおやまず
● 日本国憲法 第21条 第1項「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」- 終了 -…というわけで、規制するなら現行憲法を改正しないといかんのであなたたちも憲法改正に協力しましょうね(笑)

  >有料記事なので全文コピペしましたよ
うわーありがとうーーー

  なんだ中日の舎弟、東京新聞か
そりゃソッチ方面から見たら何でも「極右」に見えるわな

>ジャーナリストの青木理氏
>ジャーナリストの安田浩一氏
もぅ鉄板過ぎて