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次期戦闘機(KFX):メーカーはFA-50攻撃機改良型の単発機を、空軍は双発機の新規開発を希望

 開発費と量産費を合わせると20兆ウォン(現在のレートで約1兆8900億円、以下同じ)前後に達する韓国史上最大の兵器導入事業、韓国型戦闘機(KFX)。このKFX事業をめぐり、韓国空軍が国防部(省に相当)に対し「エンジン1基の単発機ではなくエンジン2基の双発機を希望する」という立場を公式に伝えたことが、20日までに確認された

 KFXは、米国のF16をやや上回る性能を持つ韓国製戦闘機を開発し、2023年から計120機を配備するという事業で、今年から200億ウォン(約19億円)の予算を投じて本格開発に着手する。

 韓国軍の消息筋は「国防部で今月18日に初めて開かれたポラメ事業(KFX事業)推進タスクフォース(特別作業班)会議で、韓国空軍は『今後のステルス機開発などを考慮した拡張性や老朽化した戦闘機の代替見込みなどを総合した結果、双発機を希望する』という公式の立場を伝えた」と語った。KFX事業は、昨年中盤以降、エンジンを単発にするか双発にするかが主な争点になってきたが、韓国空軍が「双発機を希望する」という立場を国防部に公式に伝えたのは今回が初めて。削除された記事が1件あります.見る

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このところ韓国航空宇宙産業(KAI)などでは、韓国製のFA50軽攻撃機を改良した単発型(C501)を強力に推進しており、国防部と防衛事業庁(防事庁)がこれに同調する動きを示すと、韓国空軍は反発した。
 韓国空軍は、国防科学研究所などで500億ウォン(約47億円)かけて研究した新規開発の双発型(C103)の方が、既に双発ステルス戦闘機の開発を進めている中国・日本など周辺国の脅威に対処可能で、配備規模を現在の120機から300機まで増やすこともでき、経済性もあるという立場を取っている。これに対しKAIなどは、双発型の開発費は8兆6000億ウォン(約8139億円)で、単発型より2兆2000億ウォン(約2082億円)も高く、開発リスクや輸出の見込み、事業の本来の趣旨などを考慮すると単発型の方が現実的な開発プランだとして対抗している。 韓国空軍は今月5日、参謀総長主宰の緊急対策会議を開き、双発型戦闘機を希望する立場を国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官などに文書で公式に伝える計画を決めようとした。しかし、国防部から強く止められたため、実現しなかったという。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140221-00001425-chosun-kr