原発事故のあと、国の - 発電@ふたば保管庫
発電@ふたば保管庫 [戻る]
住宅の除染進まず 栃木
原発事故のあと、国の費用で放射性物質の除去、「除染」を行う地域に指定された栃木県内の8つの自治体で、これまでに除染が行われるなどしたのは、対象世帯の16%余りにとどまっていることが分かりました。
栃木県では、那須塩原市や那須町など8つの市と町が、国の費用で除染を行う重点調査地域に指定されています。
NHKが各自治体に取材したところ、除染の対象とされた8万2000戸のうち、ことし11月末までに除染が行われたのは9300戸で、事前に不要と判断された世帯と合わせても、16.7%にとどまっています。
除染が進まない理由について、宇都宮大学の研究グループが那須塩原市と那須町の2200世帯に聞いたところ、▽「自宅の線量が分からない」が28%、▽「除染が必要な線量ではないと判断した」が23%、▽「周囲に除染する人がいない」が12%などとなっていました。
宇都宮大学の清水奈名子准教授は「住宅除染の必要性について理解を促す機会を自治体がもっと作るなどしてPRしていくことが必要ではないか」と指摘しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131231/k10014213091000.html