軍裏@ふたば保管庫 [戻る]
欧州メディアによると、欧州諸国が有する無人機は米国の600機超に対し、最大のフランスでも20機程度。高性能な大型機の調達に関しては、技術も含めて米国やイスラエルに依存しているのが実情だ。 加盟国は個別または他国との協力で新型無人機の開発を試みるが予算の問題などもあり、難航気味だ。ドイツは、米国製の無人機グローバルホークの改良版の導入を進めてきたが、欧州の航空安全当局からの飛行許可が下りないことが判明し、頓挫した。 加盟国の国防予算が11年には06年比で実質約1割減少するなど台所事情が苦しいなか、EUレベルの共同開発で負担の軽減を図る。 米国がリードする無人機市場は今後10年で倍増するとの試算もある。国防支出削減の影響を受ける欧州の大手防衛企業EADSも「健全な産業基盤の育成」(同社幹部)のため共同開発を求めており、EU側には防衛産業の競争力強化や雇用確保の狙いもある。 |
ただ、欧州では過去にも大型軍用ヘリを共同開発しながら、各国が自国の仕様にこだわった結果、多くの機種が生産されたことがあり、関係者からは今後の協調姿勢を不安視する声も出ている。 http://sankei.jp.msn.com/world/news/131229/erp13122919510005-n1.htm |