グーグルは検索などネットサービスの利用拡大に対応し、 世界各地でデータセンターを増強している。サーバーの利用も増え、搭載するMPUを現在は主に半導体最大手の米インテルから購入している。インテルはサーバー向けMPUで9割以上の世界シェアを握るが、大口顧客が離反すれば痛手となる。 アームは低消費電力の半導体設計を強みとしており、スマートフォン(スマホ)などモバイル機器に搭載するMPUで米アップルや米クアルコムと組んでいる。アームは米アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)などと組んでサーバー向けにも本格参入することを目指しており、グーグルの陣営への加入は事業拡大の追い風になりそうだ。 |