次世代の高効率石炭火 - 経済@ふたば保管庫

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【電力】日本の技術で石炭復権は実現するか…超効率「IGCC」発電設備、稼働世界記録更新中

次世代の高効率石炭火力発電として注目されている
石炭ガス化複合発電(IGCC)で、 常磐共同火力の勿来(なこそ)発電所10号機
(福島県いわき市、出力25万キロワット)が11月12日、
IGCC設備における最長連続運転記録を更新した。
現在も記録更新中だ。 IGCCは、高い発電効率により
地球温暖化ガスの排出も削減する技術。
採掘技術の革新で21世紀のエネルギーとして名乗りを上げた
シェールガスのように、 日本の技術による石炭の復権は実現するのか。
勿来発電所10号機は、国内初のIGCC商用機として
6月28日に運転を開始。 11月12日には連続運転が3287時間に達し、
ブフナム発電所(オランダ)の持つ世界記録を塗り替えた。
設備を担当した三菱重工業の坂本康一IGCC・ガス化プロジェクト室長は
「この成果に世界の関係者が驚いた」と胸を張る。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131211/biz13121119400017-n1.htm削除された記事が1件あります.見る
◆炭鉱の町から最先端
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世界記録を生んだのは、勿来発電所の立地にも理由がありそうだ。
常磐共同火力は1955年、東北電力、東京電力や地元炭鉱会社などの共同出資により、産炭地の勿来市(現いわき市)に設立された。 当時、安価な石油によるエネルギー革命の波が押し寄せ、石炭業の合理化が叫ばれていた。 だが、「ここで働く従業員は9割以上が地元出身者」(同社の齋藤昭雄取締役)という炭鉱の町だからこそ、最先端の技術開発が育まれた。 勿来発電所のIGCCは、84年に電力中央研究所が石炭をガス化して利用するための基礎研究を始めた際の実験装置がルーツだ。 この研究は、2007年には商用化時の営業運転も視野に入れて1日当たり1700トンの石炭を処理する実証機へと大規模化。 今年4月に常磐共同火力がプラントを引き継いだ。
二段階発電
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通常の石炭火力発電は、石炭をたいて水を沸騰させ、
その蒸気の力で発電機に接続されたタービンを回す。 だが、効率面に限界があり、天然ガスを使った火力発電より二酸化炭素(CO2)排出量が多いなどの欠点があった。 IGCCは、石炭を高温でガス化してガスタービンを駆動。その排熱で蒸気を発生させ、蒸気タービンも駆動するという“二段階発電”を実現する。 発電効率は、発電所内の電力消費を差し引いた送電端ベースで42%以上。1970〜80年代に建設された稼働中の石油火力プラントを上回る。 世界の火力発電の平均効率が30%台の半ばであることからも、IGCCの効率の高さがよくわかる。 IGCCが注目される背景には、(1)石炭の埋蔵量が豊富で安価なこと(2)石油や天然ガスのような地域的な偏りが少ないこと (3)CO2や有害物質の排出が少ないこと−がある。

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英石油大手、BPによると、世界のエネルギーシェアは2012年に
高価な石油に代わり約60年ぶりに石炭がトップに返り咲いた。価格志向は国際的に強まっているのだ。 世界の石炭可採年数は112年(英BP統計2012年版)と、石油の40年強、天然ガスの70年弱より長い。 世界では発電量の約4割が石炭火力で、新興国を中心に石炭火力の利用は伸びている。 国内でも、原子力発電所が停止した11年度の電源比率(発電量ベース)で、石炭火力は25.0%、12年度は27.6%と、 液化天然ガス(LNG)を使ったガス火力に次ぐ高い稼働状態が続く。 IGCCの進化は、安価な燃料調達や調達先の多様化に加え、地球温暖化ガスの削減にもつながると期待されている。

  どうやら革新の太陽は再び極東の島国から昇るようだな

  これ30年前から開発してるんだね
素晴らしい日本の勝利

  これも日本の石炭が使えるようにならないと何の意味もないんだよな

あっという間に石油に匹敵するところまで単価が上がるのは見えている
エネルギー安全保障は多様化が柱だが
それでもその全部が輸入起源では結局のところ
弱い立場を脱しきれない
エネルギーと食料は全部自前ってのは最低限の目標として心得るべきだろう
この二つを押さえた相手には絶対に頭が上がらないからね

  メガソーラよりましってとこか

  >メガソーラよりましってとこか

記事は石油よりましって話なんだが

  中小規模火力発電所を都心に作ってコジェネすれば熱効率は倍になるのに

  ヴェネチアは海運国だが船を造る木材すら輸入品だった
それでもヴェネチア共和国は1000年続いた
自給自足=国家の安泰という発想は必ずしも成り立たんよ

  ヴェネチアの海軍力と外交能力があれば可能だが
日本の場合・・・

  >ヴェネチアの海軍力と外交能力
ロマン多きルネサンスの時代か

  ヴァネツィアか
自己の利益より国家存続を優先させる仕組みを作るには、
当然その賛同者が枠組みを作る人の中に多くないと難しいと思うのだよね

まあ自給自足が必須ではないのは当然同意だけど

  ペニスの成功は例外と思わなければならない

  >中小規模火力発電所を都心に作ってコジェネすれば熱効率は倍になるのに
発電は大規模な方が効率が高いってのもあるから難しいけど
石油にしろ石炭にしろ廃熱は積極的に利用する方法を考えるべきだよな

  ん、火力は廃熱で電気を得てないのか?

  技術革新は諸手を挙げて大歓迎
だがメガソーラー、風力発電
てめえはだめだ

  地熱「ゆ,許された…」

  こういう技術はやっぱ地味に日本すげーな
A-USC
  利点 メーカーは湯沸し蒸気タービンの延長だからラクで設備を安くしやすい
   フライアッシュはダム建設のコンクリ増量剤にそのまま使える
欠点 夜も石炭を食う 
   風力や太陽にあわせて負荷変動できないから石炭を食う
   褐炭に近かったり、灰融点の低い石炭は使えない
   CO2地下貯留が困難

  ●燃料大食いで、石炭/石油枯渇高騰をあまり考えてない技術
空気吹きIGCC
  利点 酸素製造装置の食う電力を省ける
   褐炭に近かったり 灰融点の低い 
   低品位安価な石炭が使える
欠点 負荷追随性は A-USCよりはマシだが、
   負荷追随が酸素吹きに劣る
   CO2地下貯留が困難
   灰をダム建設に使うには加工が必要

●電力経営陣の 燃料枯渇への見識の低さでガラパゴス化した技術?

  書き込みをした人によって削除されました
酸素吹きIGCC
  利点 電力が要らないときはガス化炉を最低操業にして
   フィッシャートロプシュ法で石炭ガスから人造石油を作ればいい
   だから負荷追従性がとても優れていて 待機中も工場が遊ばない
   また夜間に酸素製造装置を回せば余剰電力を平準化できる

欠点 酸素製造装置か 液体酸素が必要
   灰をダム建設に使うには加工が必要

  つまり 基本再エネで発電して バックアップで動かすだけだから
一番燃料を食わない/食っても人造石油になる
褐炭に近かったり灰融点の低い 低品位安価な石炭が使える
戦時に海洋封鎖されても発電所転用の石炭液化で軍用/農業用燃料が生産できる
排気に窒素がないから地下貯留しやすい
発生ガスカロリーが高いからガスホルダー貯留しやすい

  凄い技術かもしれんが、
…やっぱなんかダメだ。手間が迂遠でパワーが足りない
原発再稼働が一番だな
原子力しか次世代発電の技術はないというのに
核エネルギーの分野で技術革新は期待しよう。

  エネルギーに関しては、日本が世界の上を走ってる

  今年一押しの驚異の技術が量子電池
電子を直接捕らえて蓄電できる
化学電池のような劣化は、電子が動くだけだから起こらない
大容量、高出力、超高速充電