ダイナミックシチュー - 韓国経済@ふたば保管庫

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グーグルとジーニートークの自動翻訳機を使ってみると=韓国

ダイナミックシチュー、シックスタイムズ、ベアタン…。先日、インターネットで話題になった韓食メニューだ。それぞれトンテチゲ、ユッケ、コムタンスープを意味する。冷凍明太を意味する「凍太」(frozen pollack)を「躍動的」という意味の「動態(dynamic)」と誤って解釈した。ユッケは6回(six times)と、コムタンスープは沸騰した水で十分に煮るという「コダ」の名詞形「コム」を動物の「熊」と翻訳した。食堂の経営者がグーグルにハングルを入れて英語に翻訳したことで生じたことだ。「グーグル翻訳」のような自動翻訳サービスの限界を表す例だ。

しかし海外旅行をする際、スマートフォンの翻訳機アプリケーションを使用すれば、緊急状況では予想以上に役立つ。アプリマーケットで翻訳機を検索すれば10種類ほどの有料・無料プログラムが出てくる。このうち最も多くの言語(現在71言語)をサービスしているグーグル翻訳と韓国電子通信研究所(ETRI)が開発した「ジーニートーク(Genie Talk)を利用してみた。

  翻訳機の使用方法はほぼ似ている。翻訳したい言語を選択し、文章で入力したり音声で話せば他の言語に翻訳されて出る。翻訳された結果は画面に文章で表示され、選択によっては音声で出てくる。

翻訳機にいくつかの言葉を話した。まず、ジーニートークで「キムチ好きだ」と話すと、「キムチが好きです」と認識し、「I Like Kimchi」と翻訳した。今度は簡単に「キムチ好き」と話しても「I like Kimchi」と訳した。ところが助詞を入れて「キムチが好き」と話すと、「キムチがよい」と認識し、「A Kimchi is good」となった。使用者の意図とは違うが、「キムチがよい」という文章の意味を忠実に伝えた。

グーグル翻訳では「キムチ好きだ」という文章に対し「Okay Kimchi」という翻訳結果が出てきた。「キムチ好き」と「キムチが好き」に対してはともに「Like Kimchi」と正しく翻訳した。

  両翻訳アプリとも音声認識は概して優秀だったが、話す時に発音を正確にしなければおかしな結果が出てくる。「キムチ」をややあいまいに発音したところ、「金氏」と認識したりもした。方言、ため息や感嘆詞を入れたところ、翻訳機は全く理解できなかった。すなわち、望む結果を得たければ、文章のすべての構成要素をそろえ、会話本に出てくるような語調できちんと話すほど、使用者の意図に近い翻訳結果を得ることができる。

どちらが優秀だと断定するのは難しいが、体験ではジーニートークの翻訳の方が自然だった。「トンテチゲ食べたい」と話すと、ジーニートークとは「I would like to eat the stew made with frozen pollack」と訳したが、グーグル翻訳は「I want to eat steamed dynamics」だった。

ETRIのキム・サンフン自動通訳研究チーム長は「ジーニートークは韓国語27万単語、英語6万5000単語を保有しているうえ、数十件の特許を活用して翻訳の完成度を高めた」とし「グーグルと比較しても15%ほど通訳性能が上回るという評価を受けている」と話した。

  しかしジーニートークはパソコンでは利用できず、現在、英語と日本語だけをサービスしている。

グーグルはインターネット上の数十億件の単語やテキストなどを参考にコンピューターが両言語を認識し、統計的学習技法を利用して翻訳する。すなわち使用者がグーグル翻訳に特定の文章を入力すれば、グーグルはその文章のパターンを分析し、既存の資料の中から類似パターンを探し出し、そのパターンに基づいて最も適切な翻訳文句を提示する。ハングルと日本語は言語構造が似ているが、韓英より日英翻訳がより自然なのも、日英翻訳データが多いからだ。韓国語翻訳の使用が増えるほど正確度も高まるということだ。

http://japanese.joins.com/article/679/178679.html?servcode=300&sectcode=320