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ジダン氏、フランス代表監督へ転身も

 レアル・マドリードでカルロ・アンチェロッティ監督のアシスタント・コーチを務めるジネディーヌ・ジダン氏に、母国フランス代表の監督就任の可能性が浮上しているという。

 ワールドカップ・ヨーロッパ予選のグループIで2位に終わったフランス代表は、今月15日および19日に行われるプレーオフでウクライナ代表と対戦するが、この戦いに敗れて本大会出場を逃した場合、ディディエ・デシャン監督は退任すると見られている。そして、フランス紙『Liberation』によると、FFF(フランス・フットボール連盟)はその際の後任指揮官として、デシャン監督とは代表でもユヴェントスでもチームメートだった、ジダン氏に白羽の矢を立てたとのことだ。

   フランス代表は、ジダン氏の現役最後の大会となった2006年のワールドカップで準優勝に耀いて以降、2008年のユーロおよび2010年のワールドカップではいずれもグループリーグ敗退を喫し、2012年のユーロでも決勝トーナメント1回戦敗退に終わるなど精彩を欠いており、もし今回ワールドカップ出場を逃してしまえば非常事態となる。そんな中で、かつて代表に数々の栄光をもたらしたジダン氏が指揮官としてベンチに戻ってくるとなれば、国民の期待と注目を一身に受けることは間違いない。いずれにしても、ジダン氏の去就を左右しかねない試合となったことで、ウクライナ代表とのプレーオフには一層の関心が集まることだろう。