和漢三才絵図という江 - 甘味@ふたば保管庫

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和漢三才絵図という江戸時代の本に
カステラには小麦粉、砂糖、卵のほかに肉汁が入っていると書いてある

と杉浦日向子の本にのってたんだけど
基本的に一部を除いて肉食が禁忌だった当時ホントに肉汁なんて使ってたんだろうか
ぐぐっても肉汁を使ったといってるサイトは
全部杉浦の本の受け売り臭い内容でいまいち信憑性がないんだけど削除された記事が1件あります.見る

  × 和漢三才絵図
○ 和漢三才図会

>一部を除いて

100%禁忌となってないんだから
世の中的には存在してたんでしょ

辻褄あってる

  バターなんじゃないの?

  誤字の指摘ありがとう

>100%禁忌となってないんだから
しかし肉食はかなり少数だったわけで
大部分の人が食べなかったようなものが
今も名物として残っていたりするだろうか

>バターなんじゃないの?
カステラは西洋が元ネタのお菓子にしては乳製品を使っていないというのが当時世間に広まった要因の一つらしいから
肉汁=バターは考えにくいとおもう

  魚肉 果肉

  トリはよく食べてたみたいだし
ウサギもよく食べてた
そういった肉からとった出汁じゃないかな

猪も食べていたし、珍しかったけど
牛肉の味噌漬けなんかは
将軍への献上品とされていたことが記録にある

有名なのが大石内蔵助の日記で
牛肉の味噌漬けを火鉢で焼いて食べるんだけど
牛肉には体を温める作用があるので
主税みたいな若い者には体にドクだから
食べさせないほうがよい(体がかっかして
欲望をもてあますと言うことね)
と書いてる

  禁忌だったとかよりも肉汁入れて美味しくなるのか?というほうが気になる

  ひょっとして「求肥」ではないか?

求肥は元々「牛皮」と表記していたけど畜肉を食すことが禁忌なため「求肥」と書き換えるコトにするよ、ほんでまぁそれが入っておるよ
ということでは?

  書き込みをした人によって削除されました
白沙糖二升→二斤?
  432036 B
>按加須底羅造法浄麪一升 白沙糖二升 用鶏卵八箇肉汁、溲和以銅鍋、炭火熬令黄色、用竹針為窠孔、使火気透於中、取出切用、最為上品
>http://www17.ocn.ne.jp/~verdure/kasi/ka.html玉子割り溶いただけのような・・・

  そういえば昔近所のケーキ屋で売ってるフルーツケーキの原材料見たら
「ひき肉」とあってびっくりしたのを覚えている(驚いて2度見したから間違いない)

  ↑ミンスミート使ってたのかな

  江戸末期には色んな肉を使った鍋を食べさせる店が普通にあったから
その頃ならありそう
徳川慶喜が豚肉を好んだ?らしく庶民の間でも豚肉ブーム
みたいなのが起きたそうな

  >玉子割り溶いただけのような・・・

確かに、材料入れた玉子の肉汁を作れって意味かもな

  >玉子割り溶いただけのような・・・
スゴイ!コレがみたかった!

…たしかに溶き卵を肉汁と表現しただけのような感じだね
ホントの肉汁だとしたらなんの肉汁かコレに書いてあるはずなわけで

つまり杉浦の読み方が甘かったせいで著書に
「カステラに肉汁使ってた」となったわけか…
すごくすっきりした!感謝!

  http://sugar.alic.go.jp/japan/view/jv_0103a.htm
No.202586さんが正解のようです。

動物の肉を絞った汁と解釈するには疑問点がありますね。
1.前の項目の説明書きに畜肉と表記あるのに、加須底羅では、○×肉と動物名称の指定も無いこと。
2.調理したら獣臭くてお菓子にはならない。

和漢三才図会の鶏卵の説明があるのですが、汁についてこれで決定でしょう。
http://record.museum.kyushu-u.ac.jp/wakan/wakan-jin/page.html?style=b&part=21&no=5

  ああ、ゼラチンのことかと思ったら玉子か。その方が確かに納得いくね
すごいな甘味板の解析力

  >つまり杉浦の読み方が甘かったせいで
なんで研究家の考察には疑心暗鬼なのに
ネットの書き込みはあっさり信じるんだよ

  >http://sugar.alic.go.jp/japan/view/jv_0103a.htm
>清き小麦粉1升、白砂糖2斤、を玉子8個の肉汁でこねまぜ

本当だ、正解みたい。
材料の一つと見ると、量が書かれてないので不自然だし、たぶん間違いないね。

  >ネットの書き込みはあっさり信じるんだよ
一応文章の内容と画像の真偽は確認したよ、ネットだけど
3箇所ほどで同じような文章とか画像を発見できたから
本当かなって判断した

しかしアレだけカステラに関して探したのに
いまさら見つかるとか…

  ついでにいうと今回は杉浦日向子著「お江戸でござる」に
疑問を感じたわけなんだけど
全体的に研究科が書いたものにしては創作っぽくて
いまいち信用できなかった

カステラに関しては和漢三才図会にのってると書いてあったので
調べることは一応出来たんだけど案の定間違った解釈してたし

  中国の蒸しカステラはラードを入れるけど、
そういうのとは違うみたいですね。

  お吸い物に入れたりだとか大根おろしをかけて食べたりもしていたみたいですけど
そういうのだったら鳥の煮汁を混ぜたりしてもよさそうだ

  >お吸い物に入れたりだとか大根おろしをかけて食べたりもしていたみたいですけど
それも「お江戸にでござる」にのってた
でも、その文章を裏付けるものがなにもない

もしその情報がなんの文献に載ってたか知っていたら
教えてもらえるとうれしい

案外これも解釈の間違いかそれとも創作だったりするのかもしれない

  中二病じゃ
中二病がおる

  最初にごめんなさい
No.202579さんが「玉子割り溶いた」と最初に指摘されておりました。

具などとして使用するカステラですが、このサイトの方がご指摘の通り別物のカステラだと思われます。前に東京か九州でこのタイプのカステラという名称は見たことがあります。
http://edococo.exblog.jp/18237681/

  >↑ミンスミート使ってたのかな

まああれは牛の脂だわな

  >具などとして使用するカステラですが、このサイトの方がご指摘の通り別物のカステラだと思われます。
豆腐カステラなんてものがあるんだね
これなら確かにお吸い物とか大根おろしも合うのかも
どんな味なんだろ、食べてみたい
いい情報を感謝

  >なんで研究家の考察には疑心暗鬼なのに
だってキヨタニだって専門家なんだもん(´・ω・`)

  >肉汁
ゼラチンも当時の日本人からすれば肉汁と思う

  >ttp://record.museum.kyushu-u.ac.jp
そこをみるに、黄身だけをといたのが肉汁ぽいが
小麦粉のまざった甘いたまご焼きをカステラにするにゃ
白身をあわだててメレンゲする工程がいるはずなんだが

  >豆腐カステラなんてものがあるんだね
秋田羽後の名物。固焼き卵豆腐ダダ甘味だな。
豆腐巻(抹茶、卵他色々)とか、お盆の食材。
色、形が似てるかな、と言うだけで、全然お菓子
のカステラとは別物。

  >No.202671
全卵でも、ひたすら鬼の様に撹拌すれば普通にカステラ生地できまっせ。


by元カステラを作る仕事してた人

  >全卵でも、ひたすら鬼の様に撹拌
カステラ(製菓用)用全卵液卵つう、一斗缶入のがあって
これとブドウ糖還元甘味料、小麦粉をミキサーに掛けて
ほぼ自動工程で・・・これ手作業だと大変だろな。

常温で一年以上保管できる、液卵の方が気になったが。
カステラのの天面だけ、ざらめ糖まぶしてバーナーで炙る
工程は見ていて面白かった。
カステラは、工場でも結構失敗するよ。

  75179 B
ふむ


  No.202701
寝かせずに暖かいホカホカのカステラ売るところだっけ